樹木医日誌 令和1年 津観音寺のゴヨウマツの変色
4月29日 | |||
今回は少し有名どころからの診断依頼である。 三重県津市にある 『津観音』からの依頼である。 津観音といえば 『日本三観音』の一つである。 そんなところから、ゴヨウマツの診断依頼が入った。 葉色がおかしくなったらしい。 さてさて、どのような具合でしょう?? ※ ゴヨウマツは住職の自宅庭園内にあり公開されていません。 よって見学等は出来ません。 |
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これまでのゴヨウマツの経緯 | |||
今年の3月に同じ庭の敷地から移植されたとのこと。 3月中頃に移植され4月中頃に葉の変色に気が付いたということ。つまり単純に移植痛みの可能性もある。 また年をまたいだ マツ材線虫病 の可能性も否定は出来ない。 |
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実際に診断。 | |||
診断時の葉の変色の様子。 | |||
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病害か?虫害か? | |||
さて、この葉の変色の原因は何だろうか? 当初は移植痛みかとも考えたが、どうも違う。移植痛みでは無い。 そして樹脂滲出の状況から、マツ材線虫病でもないと判断した。 では、なんだろうか? もう少しじっくり診てみる。 |
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大量のミノガの発生を確認。 おそらく主原因はこいつであろう。 しかし、原因はコイツの単独犯ではない! 葉の病害や他の害虫の痕跡も見られる。 |
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葉の病害とダニの発生を確認した。 ※害虫はこれだけでなく数種確認した。 | |||
また根元の根鉢を覆う土壌(植栽の仕方)に問題があることを指摘した。 現状ではこの夏を超えることは難しいと判断し、土壌を追加し表面に敷き藁などを施すように指摘した。 | |||
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後日、虫害対策と植栽土の改善を行ったと写真が届いた。 ひとまずはこれで良いだろう。 しかし、これですべての原因が解決したわけではなさそう。 しばらくは様子を診る!と診断した。 |
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令和元年12月6日、再診断へ。 | |||
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