HOME樹木医の道具

● 樹木医の使用する道具の紹介


● 樹木医の患者は樹木です。 
  樹木を相手にどのような道具を使って診断しているのか興味はありませんか?

  スコップ、巻き尺、樹高計、ECメーター、ノミ、ハサミ、双眼鏡・・・
  またまた、高価な機材など を使用します。

  それら道具のご紹介を致します。




● 愛車 ハスラー (樹木医号 2代目)

四輪駆動車で、ボディーは小さめ。
当たり前の話ですが、患者は事務所に来てくれません。 こちらから往診に伺うわけですが、やはり小回りの効く小さな車が良いです。
また、場合によっては山の中へも行きます。
そんな場合、二輪駆動では怖い・・・・!
● 天井のTool Box

スコップ、Wスコップ、スタッフ、ヘルメット
クワ、ツルハシ等・・・常備積載されています。
●往診カバン2つ

色々と入ってます。中身の詳細は別途説明。
●エアースコップ

強力な空気の圧力により土壌をふっ飛ばし、
穴を掘る道具です。
●生物顕微鏡

病原菌や小さな生物を目視にて確認する場合に使用します。
実はこれ、ヤフーオークションで2万円で競り落としたもの。(^_^;)
多少の難あり!ですが、十分使えます。
重宝しています。
●顕微鏡で撮影した写真

こちらは菌糸の写真になります。

ベッコウタケの菌糸です。
●さて、ここからは普段持ち歩く
  カバンの中身の紹介です。


EC(電気伝導度)メーター

現場へ持っていけるコンパクトなタイプです。
●pH(土壌酸性度)メーター

現場へもっていける簡易タイプです。
●塗布剤:トップジンMペースト

傷口塗布剤:カットパスター
●左から、トップジンM、カミキリムシ退治殺虫剤、キニヌール

傷口の保護(左と右)につかいます。
また、調査治療の段階で害虫を見つけたときに簡易に利用します。(真ん中)
●ノコギリ、カマ、クマデ、移植ゴテ、剪定ハサミ、ワイヤーブラシ、釘抜き
●ノミ各種、腐乱病ナイフ(左上)、藪ナイフ(中央)、ナタ(右)
●木槌と手甲

樹木医の基本です。
レーザー距離計

これは使えます。従来のものは、日中などはポインタの位置が確認し難いものでしたが、これには画面上に表示されるため、昼間でも目標を見失いません。
樹高や現場での位置関係を測る場合に重宝します。

http://www.youtube.com/watch?v=GrnNc14Nhlc
高度計(気圧計)、コンパス、ルーペ、ナイフ
ストックバック、採取用小瓶

現場で樹木の葉、害虫など採取したものを持ち帰るのに使用します。
●鋼棒

こちらは友人樹木医のプレゼントです。
大切に使わせて頂いています。
●インクリメントボア(成長錘)

樹木の幹に貫通させ、内部を調べます。
貫通することにより、樹木内部の木部を取り出せます。それをコアといいます。(写真下)
年輪の状態(成長の過程)や、腐朽の状態などがわかります。
●『コア』の拡大写真です。 
スジのように見える部分が導管(水の通り道)です。
この場合は、中央が丁度年輪の中心にあたります。
マイクロスコープ(×100)(左上)
ベールマンロート(右上)
スライドグラス(左下)
ペトリ皿(右下)


線虫類を観察する場合に使います。 
先に紹介した顕微鏡と併用になります。
山中式土壌硬度計(左)とスタッカー(右)

スタッカーは樹木調査の時など印をつけて回る場合など、使用します。
●木材水分計

材に含まれる含水比を調べるものです。 
水分が多い      = その枝は生きている。
水分がホトンド無い = その枝は枯れている。

しかし、まだまだデータ収集が必要です。 材の中の水分は樹種によっても違うし、まして季節によっても違います。
これからしっかりデータ収集を行い、ひとつの基準を作成したいと考えています。
●ドクターウッズ(JFEシビル株式会社製)
樹木内部腐朽精密診断機器


樹木内部の状態を映像化できます。
※ こちらはレンタル品です。

●整理棚

各種道具がゴチャゴチャと置かれています。

寒天培地(PDA)や酸性フクシン、硫酸などなど
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