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7月11日

 
 日本一の『モッコク』

 ■ モッコク診断

7月の暑い日、モッコクの診断依頼があった。 モッコクと言えば、一昔前には 『庭木の王様』と言われるほど、庭に良く植えられた経緯がある。
そんな王様な樹木の日本最大(太)のモッコクが、直ぐ近くにあった。 恥ずかしながら全く知らなかった。

 
 モッコク:樹高12m 胸高周囲3.66m

 中山寺 (三重県四日市市南小松1589) 

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 ■ 診断の前に・・・・
あれ? ソテツの雌花です。

生では、はじめてみた。 (^・^)

 ■ モッコクの健康診断
モッコクハマキの被害。
 ちょっと写真が悪いですが・・・・・これが日本で最も太いモッコクです。 
 健康診断と言う事で、今の問題、これから予想される問題などを指摘した。
 この写真では解り難いが、周囲の樹木の伸び放題延びて、あと10年もしたらエライ事になる。 今のうちに周囲の不要樹木を整理しておくことを助言した。 
 ・・・・・いくらツバキ科で陰樹だとしてもね。 そういう問題ではない。

 ■ アオバハゴロモ
 モッコクハマキの他に、アオバハゴロモの被害を確認。
 これが原因で枯れると言うものでは無いが、気持ちの良いものでも
 無いので、駆除の方法などを指導。 まずは風通しを良くしよう。
 やはり周囲の不要樹木は、整理すべきですね。


 ■ なんだこれは??
アオバハゴロモの被害枝を持ち帰って幼虫などの写真を撮影していた。・・・・ところ、右の写真のようなものが出てきた。 

最初は、『アオバハゴロモの成虫』 と思い込んでしまったが、良く考えるとアオバハゴロモは不完全変態。
こいつは卵から生まれているように見えた。

タマゴのようなもの(左)と、その中身の拡大写真(右)。 
タマゴのようなものから出てきたので、タマゴコバチか?とか、ハゴロモヤドリガなど、色々なものを想像したが・・・・
結論は、このホームページを書いている今でも解らず。 どなたか、解りませんか?? <(_ _)>




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