キンメツゲの生垣の枯死。
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■ キンメツゲの部分刈れ → 全体枯れ。 |
今回の相談は、キンメツゲが枯れると言うもの。 早速、現場へ行って見ると・・・ 部分枯れではなく、樹全体が枯れている。
しかも、複数本。 一体何が原因なのか??
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施主さんの話では、最初はこのような部分的な物だったが、段々と拡がって、最終的には全部枯れた! という。
ここ説明の信憑性は判らないが、少なくともそのように感じたという事は、枯れが拡がっているという事だろう。
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これが全枯れ部分。 4本が枯れていた。
原因はなんだろうか?? |
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葉をよく見てみると、すす病が付いている。
部分枯れの起る原因にはなりそうだ。 では、なぜ病気が出たのだろうか??
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枝を見ると何やら、黒いものがびっしり付いている。 なんだこれ?? とにかく、持って帰って調べてみよう。
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■ カイガラムシか? |
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枝を持ち帰り、検鏡する。 |
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カイガラムシのように張り付いています。 最初は、カイガラムシかと思いましたが、コナジラミのようです。
『エゴノキコナジラミ』 http://tamagaro.net/whitefly/40.html
(※ 姿形が似ているだけの判断で、完全な同定ではありません。)
その後の調査で、『エゴノキコナジラミ』と判定しました。 詳細はこちらのウエッブサイトをご覧ください。
『TAMAGORO.NET』 さんの エゴノキコナジラミ のところです。
Ilex(モチノキ科)での記録は初めてのようで、石黒樹木医事務所も少しはお役に立てたようです。
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平成25年10月更新 |
さて、こいつがエゴノキコナジラミでは無いとしても、吸汁性の害虫であることは間違いないであろう。 だとすると、すす病の原因は、コイツの可能性が高い。
マシン油剤を数回に散布して対応した。 今現在、(平成25年6月)このコナジラミの個体数は、かなり減っている様子です。
また今年の冬季にも同じ対応はするつもりでいます。
ただし、今現在も(6月)枯れは止まっておらず、全部枯れるキンメツゲがある。 やはり主原因は、この害虫ではないのでしょう。
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別の場所での撮影です。
キンメツゲの部分枯れは、注意してみると結構な頻度であるようです。
このケースでは、エゴノキコナジラミの存在は確認できませんでした。
キンメツゲは一体、何故枯れているのだろうか・・・・・(悩)
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