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1月16日

 ウチから嫁入りしたヤマモモ。
 ■ ウチから嫁入りしたヤマモモ。
 今回の相談は断れない案件。 何故って? それは、昔にウチが納品した樹木だからです。 
 いくら数年経過しているとは言え、知らん! とは言えない。 樹木医としてのプライドもあるし。 

 ■ 元気にして!
『元気にして!』・・・・という相談内容。 しかし、樹勢が弱っているわけではない。 結局のところ、腐りが進行し、樹皮が空洞化しているだけ。
もちろん、その空洞化した原因はある。 この場合は、剪定方法が悪い事に原因がある。
それを伝えたところ、 
『見た目を良くして!』 という。 ならば、これしかないでしょう。  
まずは、完全に腐っている部分を取り除きます。 

そして、一部の生きている細胞を削ります。
わざとです。


その後、腐りの進行を遅くするためのオマジナイをします。
 
ボクは、 炭+酢酸 +Ag を使っています。
仕上げは、中に詰め物をしてカバーをかけます。

そしてこのまま数年放置します。

わざと削った部分の細胞分裂があれば、成功です。


角度を変えてみてみましょう。

こんな感じです。 (*^_^*)


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