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11月14日

 
 ■ とある神社の銘木(サクラ)
ある神社からの依頼で、サクラをすこしばかり触ってきました。
以前にマツ枯れの診断を対応させて頂いた事から、お付き合いが
始まりました。


このサクラ、実は銘木で、1本の樹で 一重と八重の花が咲くという珍しいサクラです。

毎年、
『見学に行こう!』・・・と、思っていても、まだ見てイナイ・・・。
 
 さて、このサクラの一部に枝枯れが認められた。 それを気にされた宮司さんからの相談でした。
 
 全体を見渡す。 確かに枝枯れがあるが、深刻でも無い。 また、この樹は今回初めて診るので、以前からなのか、急なものなのか、イマイチ判断に困った。 どのみちこれから診ると言う事なら、 

 『今回の作業は、枯れ枝の除去と、幹(枝)洗浄に留めましょう。 これだけでも見た目は良くなりますよ。』 
 
 
実は・・・これは、樹木のケアというよりも、人間に対するケアなんですね。


洗浄前


洗浄後

 

 そしてさらに、切り戻り剪定を行った。 以前に剪定された太枝の何箇所かが、但し剪定では無かったため。
切り戻し後、腐朽防止の為、薬剤を塗布。
 
炭+丸秘薬剤の混和剤なり。

 これでしばらく様子を見て、枝枯れが進行するのか、どうなるのかその経過を観察します。


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